海外ニュース foreign news 2003 8 24
どうも今の時期は、海外ニュースを見るのが、嫌になりますね。
ひとつひとつの事件は、小さな事件かもしれないが、
しかし、小さな波が、お互いに増幅して、やがて大きな波として襲ってくるのです。
ある女性が、スーパーで、ジャガイモを買いました。
ある男性が、米屋で、お米を買いました。
ある子供が、肉屋で、肉を買いました。
それぞれの行動は、平凡で、何の関連性もないように、行動しているかに見えます。
誰も気にしないし、気づきません。
しかし、全員が、カレーライスの材料を買うために行動しているのです。
バラバラに行動しているように見えても、総合的に見れば、
一定の法則のもとに行動しているのです。
この法則とは、歴史法則のことです。
「イラク北部で、クルド人とトルクメン人が衝突、死者12人」というニュースを聞いて、
イラクにおいて、民族間の衝突という、
心配していたことが、ついに起きてしまったと思いました。
「キルクークがパレスチナ化しないか」と心配しているのです。
イラク国内において、民族間の衝突が起きてくると、深刻な問題になるのです。
民族間の緊張の高まりは、大きな問題を引き起こすのです。
これが、一時的な事件で終わることを祈ります。
やはり、イラクはパンドラの箱だったと思います。
遠くて、小さなモニュメントが倒れても、やがて、形を変えて、
大きな波として、押し寄せてくるのです。
ですから、小さなニュースでも見逃すわけにはいかないのです。